乗り物恐怖からの脱出
パニック障害を発症して20年、遠出をする事を出来るだけ避けて生きてきました。
今年から、なぜか急に訓練をする気になり、病院から処方されたお薬を飲んで、
1人で公共の乗り物に乗る練習を始めました。
「また 過呼吸になるんじゃないか」という予期不安を頭の中から追い出すには、
「今回も大丈夫だった(*´ω`*)」という小さな実績を積み重ねるしかありません。
私は、もともと出不精なので、計画をたてておかないと出かけません。
2ヶ月先くらいまでの、お出かけスケジュールを立てて実行しています。
逆にいうと、計画があれば、何も考えずにその通りに行動します。😄
お出かけ予定前日・当日の朝、止めたくなる時がある( ̄▽ ̄)
日々、体調は変化します。
特に仕事のストレスが多かったりすると、身も心も疲れっきって何もしたくなくなります。
「やっぱり行くのやめようかな」
自分が自分に作った約束なので、止めるのは簡単です。
ただ、しないで楽になるかといえば・・そうではなく。
むしろそのあとに襲ってくる後悔の方が長引くことを何度も経験しています。
だから、出発前の躊躇した自分をいかに奮い立たせるかです。
そこで発揮する言葉①「明日死ぬかもしれないのにしないの?」
何回かの手術を経験した後に感じた事があります。
麻酔をされると、いつの間にか「無」になります。当然その間の意識や記憶もありません。
手術の場合は目が覚めますが、「死」ってこれの目が覚めないバージョンなんだろうな。
「死ぬ時って、本人は「無」になるだけで、こうやって人は終わるのかな」
死ぬことだけは、経験できないから何ともいえませんが、
私の中での「死」は、「麻酔をされて無状態」とイコールなので、死ぬことを怖いとは思っていません。
「無」には、悲しいとか痛いとか何の感情も体感もないからです。
ただ、一つだけ思う事は、「無」になる前にできる事はしておこうと。
不安になる要素を排除しておく
出かけるだけで精一杯なので、出来るだけそれ以外の心配事を作らないようにしています。
- 交通機関の時間、乗り場、乗り継ぎを調べておく
- 目的地の情報を詳細に調べておく
- ランチやお茶をする場所を決めておく
何も考えなくても行動できるようにしておきます。
ただ、計画通りに事が運ばないこともあります。
そこで発揮する言葉②「そんな事もあるよ(^^)」
外出するという目的と、もう一つの目的があります。
「計画通りに事が運ばなかったとしても、それはそれでOK♡」
という寛大な心を持つという訓練です。
私は、もともと、計画通りにことが運ばないとイライラして頭が真っ白になるタイプです。
何かあってもプチパニックにならないように訓練することが、幸せな毎日を送る秘訣とも言えます。
何かにぶち当たった時に、いつも思い出す言葉があります。
絵の教室でお世話になっている80代紳士がいつも言ってくれる言葉です。
「人生は思い通りにならない事ばかり。そんな事もあるよ(^^)」と。
そうですね。(*´ω`*)
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